黒にんにくの作り方
黒にんにくの作り方を知っていますか?
黒にんにくは健康に良いということで最近注目されており、様々なメーカーから販売されていますが毎日食べるには経済的にキツイという方も多いようです。
そのような場合は自分で黒にんにくを作ってみてはいかがでしょう?
黒にんにくは手作りで意外と簡単にできてしまいます。
メーカーで作られているものは独自の製法があったり、じっくり熟成して作られている場合が多いので、手作りの黒にんにくより味や栄養成分などの面で品質が良いと思われますが、逆に保存料や添加物の心配をしなくて安心・安全というメリットもあります。
黒にんにくの作り方のポイント
黒にんにくの作り方はほぼ定番化していて、押さえておくポイントは以下の通りです。
炊飯器を使う
市販の黒にんにくは専用の熟成箱等を使って製造していますが、手作りの黒にんにくを作るには炊飯器を使うのが定番となっています。炊飯器を使うと簡単に上手く黒にんにくができてしまうので、殆どの人が炊飯器を使っています。
しかし、問題は黒にんにくを作っている間はご飯を炊けないのとニオイが付いてしまうので、黒にんにく専用の炊飯器が必要になります。新しく炊飯器を買おうと思っている方は炊飯器でなくても保温専用の電子ジャーでも大丈夫です。
また、黒にんにくを熟成させるのに炊飯器の保温機能を使いますが炊飯器によっては一定時間を過ぎると保温が自動的に切れてしまうものがあるので、その場合は随時スイッチを入れ直す必要があります。
炊飯器を買ってまで作る気は無いという方は、手間がかかり味も少し落ちますがコンロやオーブンで作る方法もあります。
ニオイに気をつける
黒にんにくを作ること自体はそれほど難しくは無いのですが、一番の難関はニオイの対策です。熟成した黒にんにくは殆ど臭いませんが、黒にんにくを作る過程では゛かなり゛ニオイが散乱します。作り始めてから5日間くらいはニオイが発生しますので、ニオイが迷惑にならない場所の確保が必要になります。多くの人は庭やベランダで作る場合が多いようです。
水分量に気をつける
多くの場合気にする必要はありませんが、失敗するとしたら水分量の部分です。水分量が少ないと固い黒にんにくになってしまって食べられません。逆に水分量が多すぎると食べられないことはありませんが、ベチャベチャした感じになってしまいます。
基本的に水はにんにくに含まれる水分と洗った時に付く水ぐらいで、改めて水分を付け足す必要はありません。
つまり水分が左右されるのは、「にんにくに含まれる水分量」と「炊飯器の性能」ということになります。
「にんにくに含まれる水分量」はにんにくの収穫時期(5月~7月)にとれた新物のにんにくは水分が多く手作り黒にんにくには適していません。乾燥処理を終えた9月ぐらいのにんにくは水分が少なく、あまり水分を気にせず手作り黒にんにくを作ることができます。
「炊飯器の性能」に関しては、炊飯器をごとに違うので試しながら作るしかありません。炊飯器よりも保温専用の電子ジャーの方がうまくできる傾向にある感じがします。
ちなみに黒にんにくは水分が少し多めぐらいが美味しいようです。
炊飯器を使った黒にんにくの作り方
- 一株丸ごとのにんにくを軽く洗います。
- 炊飯器の底にザルや簀の子などを置きます。
- さらににんにくを包めるように新聞紙やキッチンペーパーを置く。
※アルミホイルでも可。 - にんにくを一株丸ごと炊飯器に入れます。
※敷き詰めて入れても大丈夫です。 - 炊飯器を保温状態にする。
- 10日間~2週間ほど保温状態を続ける。
- 最初の5日間くらいはにんにくのニオイが充満します。
- 炊飯器によっては加熱箇所にムラができる場合があるので半分ぐらいの期間でにんにくを上下にひっくり返します。
- 初めての場合は味見しながら水分量をチェックして、乾燥しすぎないようにしましょう。
- 炊飯器の底に水が溜まっているような場合は、水を捨てます。
- 期間やムラ、にんにくの水分量は炊飯器によって異なりますので、試しながら最適な方法を見つける必要があります。
- 保温を止め、炊飯器からにんにくを出します。
- 黒にんにくの出来上がり。
- 更に常温で10日間ぐらい熟成するとより美味しくなることがあります。
コンロを使った黒にんにくの作り方
- 一株丸ごとのにんにくを軽く洗います。
※焼く時ににんにくをひっくり返す必要があるので、上部が出っ張っている場合はその部分を切って下さい。 - アルミホイルで丸ごとのにんにくを三重に包みます。
- コンロに網をのせ、その上にアルミホイルで包んだにんにくを置きます。
- 10分程度、中~強火で焼きます。
- にんにくをひっくり返して、更に10分程度、中~強火で焼きます。
※焼く時間と火の強さは試しながら最適な方法を見つけてください。 - 火を止めます。
- アルミホイルを取らずにそのままにんにくを新聞紙やクッキングペーパーで包みます。
- 2~3日常温で熟成させます。
- 黒にんにくの出来上がり。
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