食欲増進・食欲不振改善
にんにくは様々な効能が期待できるため薬効的に優れた食品というイメージがありますが、本来は薬効的な役割よりもスパイス(香辛料)として料理に使われる食品です。
にんにくはイタリア料理、中華料理、フランス料理等には欠かせない素材です。これはにんにくの持つ独特の香りや味が料理に与えるインパクトが強いためです。
通常であれば手間をかけなければ作り出せない独特なコクや香りも、ニンニクであれば簡単に料理に組み込むことができ、更に様々な食材と合う優れた食品なのです。
そしてにんにく料理の一番の特徴は「食欲をそそる」という点です。その為、にんにくには食欲増進効果や食欲不振を改善する効果があると言われます。
「食欲をそそる」こと自体は効能ではありませんが、食欲増進効果や食欲不振を改善することは、食欲が無い時に色んな栄養を摂るようにすることができるということでもあります。これはある意味健康にとって最大の効果と言えると思われます。
にんにくの食欲増進・食欲不振改善効果の仕組み
にんにくが食欲を増進したり食欲不振を改善するのは、その香りと味にあります。にんにく料理が「食欲をそそる」のは単なる気分的なものだけでなく、科学的な根拠もあります。
それはにんにくの香りと味に含まれる特有の刺激です。これはアリインが変化するイオウ化合物によるものと考えられますが、それらの成分が胃腸を刺激し、胃液の分泌を促進したり、胃腸の働きを活発にするのです。
その働きにより、食欲が増進され、更に消化も促進されることから食欲不振を改善するのに役立つのです。
また、にんにくに含まれるアリシンにはたんぱく質を分解し、消化吸収を促進させる効能があることから肉や魚など食欲が無い時には食べづらい食品に対しても食欲を増進させる効果があると考えられます。
にんにくにおける食欲増進・食欲不振改善効果の注意点
にんにくには食欲増進や食欲不振改善効果が期待できますが、大量のにんにく摂取や空腹時における生にんにくの摂取は、胃や腸を荒らし逆効果になるので気を付けましょう。
食欲不振時には火を通したにんにくであれば2~3片、生にんにくであれば1片以上食べるのは避けましょう。
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