ジアリルジスルフィド(DADS)とは?

ジアリルジスルフィド (diallyl disulfide/DADS)にんにくから発生する成分の一つで、にんにく特有のニオイ成分の一つであり、にんにくの効能や効果に大きな影響を及ぼす成分でもあります。

ジアリルジスルフィド (DADS)は脂溶性で、かつ揮発性がある化合物です。

ジアリルジスルフィド (DADS)は二硫化アリルとも言われ、名前の通り硫黄元素を2つ持つ有機イオウ化合物です。ちなみに硫黄元素が3つでジアリルトリスルフィド、硫黄元素が4つでジアリルテトラスルフィドとなっていき、いずれもにんにくから生成されるイオウ化合物です。

ジアリルジスルフィド(DADS)の発生経緯

ジアリルジスルフィド (DADS)はアリシンが分解することによってできる成分です。

にんにくを切ったり潰したりするとにんにくの葉肉貯蔵細胞内にあるアリインと維管束鞘細胞内にアナリーゼがそれぞれ細胞が壊れることによって反応し、アリシンという成分になります。

アリシンは化学反応を起こしやすい物質ですので、すぐ様々な物質に変化していきます。その中のアリルメルカプタンとアリルスルフェン酸が化学反応してできるものがジアリルジスルフィドです。

要はにんにくに含まれる大元の成分のアリインがアリシンになり、それがジアリルジスルフィドになるということです。

ジアリルジスルフィド (DADS)に期待される効能や効果

ジアリルジスルフィド (DADS)に期待される効能や効果としてよく知られるのは「解毒作用」です。にんにくに肝機能強化の効能があるのは、このジアリルジスルフィド (DADS)の解毒作用の働きが大きいと考えられます。

また、「抗癌(ガン)作用」の効能がいくつかの研究で示唆されており、特に大腸癌(がん)に対する効能がジアリルジスルフィド (DADS)には期待されています。

その他にもにんにくの効能・効果としてよく知られる、「抗菌・殺菌作用」「抗酸化作用」といったものが期待されています。

ジアリルジスルフィド (DADS)の危険性・副作用・注意点

にんにくにはアレルギーの危険性があるとされますが、その主原因とされるのがジアリルジスルフィド (DADS)です。

ジアリルジスルフィド (DADS)は刺激性の強い成分のため皮膚に対するアレルギーが出やすく、にんにくを手で何個も剥くような場合は手が荒れることがあります。

その以外にもアレルギー反応として胃腸不良や喘息などを伴う場合もあるようです。

にんにくアレルギーは一般のアレルギー物質よりも誘発性が低いと考えられており、また主ににんにくを扱うことの多い製造分野や調理現場の人に見られるアレルギーのため原料表示義務は課せられていません。

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