にんにく卵黄の成分

にんにく卵黄の成分は単ににんにくと卵黄の成分が合わさったものと言えますが、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、食物繊維などの成分がバランスよく含まれているため日々の健康維持に役立ちます。

また、不足しやすい成分が豊富に含まれているため栄養補助食品としての働きも期待できます。

にんにく卵黄の成分における欠点は脂肪酸で、オメガ3脂肪酸が多い傾向があるので、別途オメガ6脂肪酸を含む食品を食べると良いでしょう。

特筆すべき有効成分はアリシンとレシチンで、それぞれ単独でも効果的な成分ですが「にんにく卵黄」となることで、更に効果が増すことが期待できます。

以下より詳しくご説明致します。

基本的な栄養成分の傾向

にんにく卵黄の成分は単純ににんにくの成分と卵黄の成分が含まれていると考えて良いでしょう。

にんにくにはビタミンB類やミネラル、食物繊維等が多く含まれており、卵黄はビタミン、ミネラル、アミノ酸の各成分が豊富に含まれています。

ビタミン、ミネラル、アミノ酸、食物繊維がバランスよく含まれている

後段の成分一覧を見るとよく分かりますが、ニンニクと卵黄の両者が不足成分を補完しあっており、健康に必要なビタミン、ミネラル、アミノ酸(たんぱく質)、食物繊維などの各成分がバランスよく含まれています。

また、不足しやすいカリウム、カルシウム、鉄、亜鉛、ビタミンB類などが豊富に含まれていることが分かります。

脂肪酸には偏りがあるためオメガ3脂肪酸の摂取が必要

にんにく卵黄に含まれる脂肪酸に関しては、過剰摂取になりやすいオメガ6脂肪酸(n-6脂肪酸)が多い上に成分内容にも偏りがあり、あまり健康的とは言えません。

一方、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、リノール酸といった成分が豊富に含まれているのが目につきます。

パルミチン酸やステアリン酸は抗酸化作用などで美容に効果的、パルミトレイン酸は糖尿病や肥満に効果的、リノール酸は悪玉コレステロール(LDLコレステロール)や中性脂肪を減らす効果が期待できます。

しかし、これらの多くはオメガ6脂肪酸で、これを摂りすぎるとオメガ3脂肪酸(n-3脂肪酸)とのバランスが崩れ、善玉コレステロール(HDLコレステロール)が減ったり、アレルギーが発症しやすくなるリスクがあります。

これらオメガ6脂肪酸のリスクを軽減させるにはα-リノレン酸、EPA、DHAなどのオメガ3脂肪酸を同時に摂る必要があります。

にんにく卵黄サプリの代表格である健康家族の「伝統にんにく卵黄」にはアマニ油(亜麻仁油)が加えられている製品があります。

アマニ油はα-リノレン酸を多く含んでいるためにn-6系脂肪酸の摂取という意味で理にかなっていると言えます。

総じて幅広い栄養成分を摂取できる完全食と言える

にんにく卵黄には糖質も殆ど含まれていませんが、糖質過剰である現代の食生活においてはこれは逆に健康的です。

つまり、にんにく卵黄にはオメガ6脂肪酸が不足している以外は極めて健康的な幅広い栄養成分がバランスよく含まれています。

ビタミン、ミネラル、アミノ酸の各成分はそれぞれ相互作用があるので、バランスよく含まれていることが非常に重要です。

つまり、にんにく卵黄の成分はその機能を発揮しやすい状態になっている完全食と言えます。

具体的ににんにく卵黄の基本成分を詳しく見てみましょう。

にんにく卵黄の基本成分一覧

以下は日本食品標準成分表2015年版(七訂)に掲載されているニンニクと卵黄の含有成分一覧です。

留意点として以下の一覧はニンニクは「鱗茎の生」、卵黄は「鶏卵の生」の数値です。にんにく卵黄を製造する過程では加熱することが殆どなので、実際には成分含有量が変化することが想定されます。

従って、あくまで傾向を把握する参考値としてご覧ください。

にんにくと卵黄の基本成分含有量

※各素材100gあたりの含有量

成分名 にんにく
りん茎 生
卵黄
鶏卵 生
合計
200gあたり
合計
100gあたり
単位
エネルギー(kcal) 136 387 523 261.5 kcal
エネルギー(kJ) 570 1619 2189 1094.5 kJ
水 分 63.9 48.2 112.1 56.05 g
たんぱく質 6.4 16.5 22.9 11.45 g
アミノ酸組成による
たんぱく質
3.9 13.5 17.4 8.7 g
脂 質 0.9 33.5 34.4 17.2 g
トリアシル
グリセロール当量
0.5 27.8 28.3 14.15 g
飽和脂肪酸 0.13 9.22 9.35 4.675 g
一価不飽和脂肪酸 0.03 11.99 12.02 6.01 g
多価不飽和脂肪酸 0.29 5.39 5.68 2.84 g
コレステロール 0 1400 1400 700 mg
炭水化物 27.5 0.1 27.6 13.8 g
利用可能炭水化物
(単糖当量)
1.1 0.1 1.2 0.6 g
水溶性食物繊維 4.1 0 4.1 2.05 g
不溶性食物繊維 2.1 0 2.1 1.05 g
食物繊維総量 6.2 0 6.2 3.1 g
灰 分 1.4 1.7 3.1 1.55 g
ナトリウム 8 48 56 28 mg
カリウム 510 87 597 298.5 mg
カルシウム 14 150 164 82 mg
マグネシウム 24 12 36 18 mg
リン 160 570 730 365 mg
0.8 6 6.8 3.4 mg
亜鉛 0.8 4.2 5 2.5 mg
0.16 0.2 0.36 0.18 mg
マンガン 0.28 0.07 0.35 0.175 mg
ヨウ素 0 50 50 25 µg
セレン 1 56 57 28.5 µg
クロム 0 0 0 0 µg
モリブデン 16 14 30 15 µg
レチノール 0 470 470 235 µg
α-カロテン 0 0 0 0 µg
β-カロテン 2 8 10 5 µg
β-クリプトキサンチン 0 93 93 46.5 µg
β-カロテン当量 2 55 57 28.5 µg
レチノール活性当量 Tr 480 480+Tr 240+Tr µg
ビタミンD 0 5.9 5.9 2.95 µg
α-トコフェロール 0.5 3.4 3.9 1.95 mg
β-トコフェロール 0 Tr Tr Tr mg
γ-トコフェロール 0 2 2 1 mg
δ-トコフェロール 0 0.1 0.1 0.05 mg
ビタミンK 0 40 40 20 µg
ビタミンB1 0.19 0.21 0.4 0.2 mg
ビタミンB2 0.07 0.52 0.59 0.295 mg
ナイアシン 0.7 0 0.7 0.35 mg
ビタミンB6 1.53 0.26 1.79 0.895 mg
ビタミンB12 0 3 3 1.5 µg
葉酸 93 140 233 116.5 µg
パントテン酸 0.55 4.33 4.88 2.44 mg
ビオチン 2 65 67 33.5 µg
ビタミンC 12 0 12 6 mg
食塩相当量 0 0.1 0.1 0.05 g
アルコール g
硝酸イオン 0 g
テオブロミン g
カフェイン g
タンニン g
ポリフェノール g
酢酸 g
調理油 g
有機酸 0 g
アミノ酸
イソロイシン 110 790 900 450 mg
ロイシン 220 1400 1620 810 mg
リシン(リジン) 240 1200 1440 720 mg
メチオニン 62 400 462 231 mg
シスチン 69 300 369 184.5 mg
含硫アミノ酸:合計 130 700 830 415 mg
フェニルアラニン 160 670 830 415 mg
チロシン 120 730 850 425 mg
芳香族アミノ酸:合計 290 1400 1690 845 mg
トレオニン

(スレオニン)

140 800 940 470 mg
トリプトファン 68 210 278 139 mg
バリン 180 900 1080 540 mg
ヒスチジン 86 410 496 248 mg
アルギニン 1000 1200 2200 1100 mg
アラニン 140 810 950 475 mg
アスパラギン酸 420 1500 1920 960 mg
グルタミン酸 1000 1900 2900 1450 mg
グリシン 160 480 640 320 mg
プロリン 99 670 769 384.5 mg
セリン 170 1300 1470 735 mg
ヒドロキシプロリン mg
アミノ酸組成計 4500 16000 20500 10250 mg
アンモニア 160 240 400 200 mg
脂肪酸
n-3系多価不飽和脂肪酸 0.03 0.54 0.57 0.285 g
n-6系多価不飽和脂肪酸 0.26 4.84 5.1 2.55 g
酪酸 mg
ヘキサン酸 mg
ヘプタン酸 mg
オクタン酸 mg
デカン酸 0 0 0 0 mg
ラウリン酸 1 0 1 0.5 mg
トリデカン酸 mg
ミリスチン酸 1 100 101 50.5 mg
ペンタデカン酸 2 23 25 12.5 mg
ペンタデカン酸 mg
パルミチン酸 110 6700 6810 3405 mg
パルミチン酸 mg
ヘプタデカン酸 3 68 71 35.5 mg
ヘプタデカン酸 mg
ステアリン酸 3 2300 2303 1151.5 mg
アラキジン酸 3 0 3 1.5 mg
ベヘン酸 6 0 6 3 mg
リグノセリン酸 0 mg
デセン酸 0 mg
ミリストレイン酸 0 16 16 8 mg
ペンタデセン酸 0 mg
パルミトレイン酸 3 580 583 291.5 mg
ヘプタデセン酸 1 43 44 22 mg
オレイン酸 mg
シス-バクセン酸 mg
イコセン酸 2 63 65 32.5 mg
ドコセン酸 Tr 0 Tr Tr mg
テトラコセン酸 0 mg
ヘキサデカジエン酸 0 mg
ヘキサデカトリエン酸 0 0 0 0 mg
ヘキサデカテトラエン酸 0 mg
ヘプタデカジエン酸 mg
オクタデカジエン酸 mg
リノール酸 260 4200 4460 2230 mg
オクタデカトリエン酸 mg
α‐リノレン酸 30 140 170 85 mg
γ‐リノレン酸 0 mg
オクタデカテトラエン酸 0 mg
イコサジエン酸 0 54 54 27 mg
イコサトリエン酸 0 50 50 25 mg
イコサテトラエン酸 0 mg
アラキドン酸 0 480 480 240 mg
イコサペンタエン酸 0 0 0 0 mg
ヘンイコサペンタエン酸 0 mg
ドコサジエン酸 0 mg
ドコサテトラエン酸 29 29 14.5 mg
ドコサペンタエン酸 26 26 13 mg
ドコサペンタエン酸 0 mg
ドコサヘキサエン酸 380 380 190 mg
未同定脂肪酸 4 4 2 mg
炭水化物
単糖当量 1.1 0.1 1.2 0.6 g
でん粉 0 0 0 0 g
ぶどう糖 Tr 0.1 0.1 0.05 g
果糖 0.1 0 0.1 0.05 g
ガラクトース 0 g
しょ糖 0.9 0 0.9 0.45 g
麦芽糖 0 0 0 0 g
乳糖 0 0 0 0 g
トレハロース g
ソルビトール 0.1 0.1 0.05 g
マンニトール g

※Trは微量
※–は未計測
引用:日本食品標準成分表2015年版(七訂)

にんにく卵黄の主な有効成分

前述した基本的な栄養成分とは別ににんにく卵黄には特筆すべき有効成分があります。

それはにんにくのアリシンと卵黄のレシチンです。

このアリシンとレシチンはそれぞれ「にんにく」「卵黄」単独でも健康に有効な成分とされますが、「にんにく卵黄」の状態になることで更に相乗効果が期待できるようになります。

にんにく卵黄の効能や効果の詳細はこちらを参照

にんにく卵黄でアリシンの効果がアップ

アリシンはいわゆるにんにくの元気成分ですが、ビタミンB1と結合することによって効果を発揮します(アリシンとビタミンB1の関係はこちらを参照)。

にんにくにもビタミンB1が含まれていますが、卵黄にもビタミンB1が豊富に含まれているため効果のアップが見込めます。

アリシンとビタミンB1が結合して元気成分となるのは糖代謝を促進してエネルギー(つまり「元気」)を産生させるからです。

この糖代謝には様々なビタミンおよびアミノ酸、ミネラルが必要ですが、卵黄にはこれらの成分がバランスよく豊富に含まれているので、更に糖代謝を促進し、結果としてアリシンの元気効果を増大させることにつながるのです。

にんにく卵黄でレシチンの効果がアップ

一方、卵黄に含まれるレシチンの大半はホスファチジルコリン(卵黄コリン)という成分ですが、この成分の最大の特徴は悪玉コレステロール(LDLコレステロール)や中性脂肪を低下・抑制する働きです。

この働きはニンニクにもあるため(にんにくのコレステロール低下作用に関してはこちらを参照)、にんにく卵黄となる相乗効果でレシチンの悪玉コレステロール・中性脂肪低下作用が更に強力になることが期待できます。

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最後まで読んで頂きありがとうございます

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